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海外向けのインスタ運用は、グローバル市場への進出を目指す企業にとって重要な戦略の1つです。インターネットやスマートフォンが世界的に普及していることで、世界で多くの人がインスタを使って情報収集をしたうえで購買行動につなげています。
また、インスタによって従来の広告方法ではリーチが困難であったニッチな市場であってもアプローチしやすいのがインスタの特徴です。海外には、日本独自の文化であるアニメや伝統工芸品などに興味を持つユーザーが多く、インスタを通じて直接情報を提供することでエンゲージメントが高まることが期待できます。
本記事では海外ユーザーに向けたインスタ運用における基本的なポイントから、失敗例の回避方法まで詳しく説明します。
海外向けインスタ運用の基本戦略
海外向けにインスタを運用するには、国内向けとは異なる戦略が必要です。特に次の点において意識すると良いでしょう。
- ターゲット市場の特徴やニーズを把握する
- 一貫性のあるデザイン
ターゲット市場の特徴やニーズを把握する
ターゲットとなる国や地域を設定したうえで、現地の人々のトレンドやニーズなどを把握することが求められます。例えば、アジア市場では洗練された美意識やかわいらしさが求められる一方で、欧米ではダイバーシティを重視する傾向にあります。国や地域に住む人々にとって好みが異なるため、それぞれに合った適切な内容の投稿が必要です。
また、国や地域によってインスタのユーザー層が異なります。ターゲットとなる地域での年齢層を把握したうえで、投稿内容や投稿時間などを合わせるようにしましょう。
一貫性のあるデザイン
海外市場でブランドイメージを確立するためには、一貫性のあるデザインが必要です。特に、インスタはデザイン性の高い画像や動画が重要視されることから、ブランドカラーやフォント、デザインのイメージを統一することで、視覚的に企業の認知度を高められます。
また、ターゲット層に合わせたデザインの導入も必要です。例えば、アジア市場であればインパクトのあるデザイン、欧米市場であればミニマルなデザインが好まれる傾向にあります。ターゲットとなる市場で人気のあるデザインを導入することで、ファンを作りやすくなります。
海外向けインスタ戦略を成功させるポイント

海外向けの戦略を成功させるためには、次のポイントを意識することが大切です。
- 多言語対応
- 海外ユーザーに響くコンテンツ
- 投稿時間と頻度
多言語対応
海外向けのインスタでは英語での投稿が最も多くのユーザーにリーチできることから利用されることが一般的です。しかし、特定の国や地域をターゲットにする場合は、対象となる公用語での投稿が必要となる場合もあるでしょう。
それぞれの地域での公用語を使って直接語りかけることでより強く共感をしてもらえることが期待できます。キャプションを多言語する場合、翻訳ツールだけを使うのではなくネイティブスピーカーによる翻訳をするとより効果的です。
海外ユーザーに響くコンテンツ
海外ユーザーに響くコンテンツを作るためには、ユーザーの共感を得られるような魅力的な内容にすることが重要です。単に商品やサービスを宣伝しているだけでは、なかなか見てもらうことはありません。
また、インスタでは商品やサービスの良さが伝わるような画像や高品質な動画が求められます。特に日本独自の文化や風景、食文化などの魅力を発信しているコンテンツは海外ユーザーに評価される傾向にあります。
投稿時間と頻度
海外向けのインスタではターゲット国との時差に注意が必要です。日本の時間帯で通勤時間や就寝前のリラックスできる時間に合わせて投稿していても、ターゲットの国は深夜である可能性もあります。国によってはサマータイムを実施している場合もあるので、時差を十分に把握してください。
また、投稿頻度についても、エンゲージメントに影響します。投稿期間が空きすぎるとユーザーに忘れられる可能性がありますが、頻繁すぎると良い印象を与えない可能性があります。ターゲット層のインスタを利用する習慣に合わせて、適度に投稿することが大切です。
ハッシュタグ戦略で海外ユーザーにリーチ
海外ユーザーに効率的にリーチするためには、適切にハッシュタグを設定することが重要です。ただやみくもに設定すればいいわけではなく、適切な数や配置、また投稿内容に合ったハッシュタグを選ぶようにしましょう。
ハッシュタグの適切な数と配置
ハッシュタグの設定は投稿のリーチを増やすために有効な方法です。一般的に10個から15個使用することで、投稿内容が適切なターゲット層に届きやすいとされています。ハッシュタグはキャプションの最後にまとめて配置することで、ユーザーにとって視認性を向上できます。
キャプションの途中にハッシュタグをはさむと、文章が途切れるため読みにくくなるので避けましょう。また、コメント欄にハッシュタグをまとめることで、キャプション部分をより読みやすくする方法もあります。
トレンドハッシュタグの活用
リアルタイムに流行しているトレンドハッシュタグを取り入れることで、多くのユーザーに投稿を露出できます。しかし、投稿内容と関連性の少ないハッシュタグを設定しても、ターゲットユーザーに絞ったリーチがしにくくなります。
そのため、投稿内容に関連した人気ハッシュタグを設定することでターゲットユーザーに投稿を届けやすくなるでしょう。例えば、旅行関連や観光関連の投稿をする場合は「#travel」や「#japan」とハッシュタグを設定すると効果的です。
地域特化型ハッシュタグの活用
海外向けの投稿においては、ターゲットとなる地域に特化したハッシュタグの活用が有効です。例えば、対象が京都であれば「#Kyotofood」や「#Kyotofashion」などのハッシュタグを使うと良いでしょう。
地域特化型ハッシュタグを使うことで、特定の地域やジャンルにおいて興味を持つユーザーに明示しやすくなります。特に観光業に関連した企業をはじめ、地域密着型のビジネスを行っている場合に効果的です。
海外向けインスタの広告運用

インスタには次の広告機能が備わっており、適切に活用することで海外市場のターゲット層にリーチやコンバージョン向上が可能です。
- ターゲティング広告
- リターゲティング広告の活用
ターゲティング広告
インスタのターゲティング広告によって、住んでいる地域や興味を持った内容などから特定のターゲット層に対して広告の効果を最大化できます。特に欧米市場は動画広告のエンゲージメント率が高い傾向にあるため、インスタのリールやストーリーズをうまく活用するとよいでしょう。
広告に対して閲覧数やコンバージョン率などの数値を適切に分析したうえで、継続的に改善することで効果的な広告運用ができるようになります。
リターゲティング広告の活用
インスタには、これまでにインスタの投稿やリンクしたWebサイトを閲覧したユーザーに対して、再度広告を表示するリターゲティング広告機能がある点が特徴です。インスタの内容に対して興味を持っているユーザーに対して定期的に広告を表示することで、コンバージョン率の向上が見込めます。
中でもECサイトと連携することで、インスタで紹介している商品やサービスに興味を持っているユーザーに対して効果的にアプローチできることから、売上向上が期待できます。
海外向けインスタのエンゲージメント向上に向けた方法
海外向けインスタのエンゲージメント向上に向けて、次の方法が効果的です。
- UGCの活用
- ユーザーとの交流
- インサイトの活用
UGCの活用
UGC(User Generated Content、ユーザー生成コンテンツ)とは、一般ユーザーが作成したコンテンツのことです。個人のSNS投稿やブログなど消費者目線での発信が拡散されやすくなったことで、インスタでのエンゲージメント向上においても重要性が高まっています。
加えて、UGCはサービスや商品を提供する企業の発信でないことから、閲覧している人にとって信頼性が高い点も特徴です。また、ユーザー目線での発信であることから、企業が思いつかないようなアイデアをもらえる場合もあるでしょう。
ユーザーとの交流
海外市場に限らず、インスタのエンゲージメントを向上させるためにはフォロワーとの交流が効果的です。フォロワーがしたコメントへの返信はできる限り行うことで、コメントをしたユーザーだけでなく閲覧している人にとっても有益な情報を提供できます。
また、インスタの機能であるストーリーズのインタラクティブ機能を活用して、アンケートや質問をするのもユーザーと交流をするにあたって効果的です。特に海外のユーザーは直接的なコミュニケーションを好む傾向があるため、継続的な交流は欠かせません。
インサイトの活用
インスタにはインサイト機能があり、次の内容を確認できます。
- 投稿にリーチしたアカウント数
- フォロワーとフォロワー以外
- インプレッション
- プロフィールのアクティビティ
- リーチしたオーディエンス
つまり、フィードやストーリーズ、リールなどを含めて投稿を見たユーザーの数、コンテンツが見られた回数、プロフィールに対してアクションをした数、コンテンツを1度は見たユニークアカウントなど幅広い分野でユーザーの動きがわかります。
インサイト機能で分析することで、投稿を見ているユーザーとターゲットが一致しているかどうか、また改善すべきポイントも把握することが可能です。例えば、海外向けのインスタなのに閲覧しているユーザーが日本に住んでいる人ばかりだと、内容の改善が必要です。
また、フォロワーからの閲覧がフォロワー数と比べて圧倒的に少ない場合、フォロワーが投稿に興味を示していないことになります。トップ投稿の内容を確認してユーザーが興味を持っている投稿内容を把握することで、アカウント全体を改善できるようになります。
海外向けインスタの成功事例

インスタで海外向けに発信するにあたって、成功事例を参考にすることが重要です。次の分野での成功事例を紹介するので参考にしてください。
- 日本企業の海外展開成功事例
- 観光業界の訪日外国人向けの活用事例
日本企業の海外展開成功事例
日本の企業が海外進出をする際に行ったインスタ運用からヒントを得ることが可能です。例えば、化粧品メーカーであるMILVONは海外向けのアカウントを作成して、認知度を高めることに成功しました。

ターゲットとなる国や地域の海外インフルエンサーを起用することで、ブランディングや企業、商品の認知拡大が期待できます。国や地域と親和性の高いインフルエンサーの導入によって、日本になじみのないユーザーにとっても日本の企業や商品、サービスなどを受け入れやすくなるでしょう。
逆に海外の企業が日本でブランド展開する場合においては、日本人インフルエンサーが商品やサービスの紹介をすることも少なくありません。このように現地でよく知られているインフルエンサーが紹介することで、集客アップが期待できます。
観光業界の訪日外国人向けの活用事例
観光業界では訪日外国人向けのプロモーションをインスタで行うケースが多く見られます。高知県ではリール機能を使って短時間で日本の文化や食などを伝える動画コンテンツの投稿によって、日本に興味を持っている海外ユーザーの関心を引くことに成功しています。

リール動画を使って視覚的なアプローチを行うことで、より多くのユーザーにリーチすることが可能です。リール動画は短い時間で視覚的に訴求しやすいことから、インスタで商品やサービスを紹介する際によく利用されています。
まとめ

海外向けにインスタを運用するためには、ターゲットとなる国や地域の特性を理解したうえで適切な戦略の立案が必要です。インスタは動画や画像が重要視されることから視覚的に魅力的なコンテンツの作成が求められます。さらに、多くの人に見てもらうためには多言語対応のキャプションや投稿内容に関連する効果的なハッシュタグの活用が必要です。
また、投稿時間の最適化や投稿内容の分析、定期的なフォロワーとのコミュニケーションなど、継続的に取り組むべきことは少なくありません。すぐに結果がでるものではなく、継続的に取り組むことが海外向けインスタを成功させるためには重要なポイントです。
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